先日投稿した前編に引き続き、後編の記事となります。前編をまだご覧になっていない方は是非前編もご覧ください。今回の記事は、何となく分かってそうだけど詳細には理解できていない用語集の第二弾となります。

申請期間内に対象の補助金に応募し、採択がなされたら支給されるもので、融資とは異なり返済の義務がありません。応募するためには提出書類や企業の形態など要件を満たしている必要があり、その上で補助対象となる事業に対しての審査が行われ支給可否が決まります。
なお、書類などが要件を満たしている場合でも、100％審査を通るというわけではないのでご注意ください。

公募（広く一般的に募集すること）に関わるルールなどを定めたものを言います。
これをしっかりと読み理解することは、採択率を向上させることにもつながるため、しっかりと目を通すようにしましょう。
なお、これに則らず進めてしまうことで、不採択や最悪の場合は不正受給にもなってしまう恐れがあるため注意が必要です。

補助金や助成金の支給対象となる事業のことを言います。

交付決定後の事業等の実施期間のことを言います。
この期間中に決済した経費が補助金・助成金の対象となります。そのため、この期間以前もしくは以後に決済した経費は対象から外れるため注意が必要です。

補助金・助成金対象として申請した事業等に関わるすべての支出のことを言います。（補助金・助成金対象とならない支出も含みます）

補助金・助成金対象の事業等に要する支出の内、補助金・助成金の対象となるものを言います。

補助金・助成金対象の事業等に要する支出の内、補助金・助成金の対象とならないものを言います。

補助・助成対象経費の内、補助金・助成金として支給される金額の割合を言います。
補助・助成対象となる経費に補助率・助成率を掛けて算出された金額が、次項の「補助・助成限度額」を超えた場合は、その限度額が上限となります。

補助・助成金として支給される最大額のことです。前項の「補助率・助成率」を掛けて算出される金額と比べて小さい方が支給される額となります。

［例］
「補助限度額100万円」、「補助率1/2」の補助金において、補助対象の経費が300万円かかった場合、補助対象経費（300万円）に補助率（1/2）を乗じた150万円が補助金の支給額となりますが、これは補助限度額（100万円）より大きいため、実際に支給される補助金は100万円となります。